◆「War is not nice.」…リアル戦場体験:Operation:FlashPoint |
このゲームは1985年の米ソの冷戦時代を背景としているのだれど、
その中で実際の戦争が起こった事になり、この中で主人公は「NATO」の一員として登場する。
冷戦時代の詳しい状況なんて知らないけど…冷戦と言われるくらいだから戦争は起こってないよね?(ぉ
とりあえず設定としては、「ゴルバチョフ政権が推進した開放政策……いわゆる「ペレストロイカ」に
不満を高まらせたソ連軍の一部がクーデターを起こした。自力での鎮圧に失敗したソビエト政府は
NATO軍に出動を要請し、ここにソ連反乱軍対NATO軍の壮絶な戦いが始まった」って事らしぃ。
ゲーム自体は一人称FPSなんだけど、このゲームにおける徹底したリアリズムは実に素晴らしかった。
戦場においての恐ろしいほどの緊張感を味わえる。まさに実体験!
「見ろ、まるで人がゴミのようだ!」というか、自分がゴミの立場です(汗。
キュリキュリ…と装甲車の音が聞こえただけで、もうガクブルものです。
発見されたら銃弾を浴びせられて即死は逃れないし、
しかも、時には、いきなし戦車砲にぶっ飛ばされたりもします。
普通の銃にしても、撃たれ所が悪ければ即死だし、
銃弾食らって生きてる方がラッキーなほど、それはもう、ステキなくらいとにかく死にます。
敵に発見されようものなら、そりゃもう銃弾が雨あられです。
敵地にスナイパーがいようものなら、はっきり言って、どこから撃たれているのか全く分かりません。
ものすごい恐慌に陥ります。
しかし、こちらも負けてません。
戦車隊に対して地雷トラップを張って対抗するし、
ATランチャーやロケットランチャーで戦車や装甲車を片っ端からぶっ飛ばし、
時には対空ミサイル兵器…スティンガー(メタルギアSSを思い出した)でヘリも打ち落とします。
隠密行動では、闇に隠れて、サイレンサー付きH&Kで片っ端から仕留めるし、
遠隔爆破可能な時限爆弾で、そりゃもう壊滅的な打撃を敵に与えます。
スナイパーライフルを手に入れようものなら、敵の目視可能外からスナイプしまくりです。
けど、決してランボーじゃないんですよね…常に生きるか死ぬかギリギリのラインでの戦闘です。
軍事オタクというわけじゃないけど、これで兵器とかかなり詳しくなってしまった気がします。
それだけじゃなく、敵地に一人残されて脱出しようとしたら見捨てられて、
時にはレジスタンス(市民兵士?)に殺されそうになったり、巻き込まれたり、
僻地に飛ばされたり……工作兵として単独で敵地に乗り込んだ(乗り込まされた)り…
補給車の護衛をさせられたり…めんどくさかった…あれは(ぉ
そんなステキなサバイバルを乗り越えていくと、
一介の兵士だった主人公は次第に出世していき、部隊を率いるようになったりします。
こうなると、少し楽です。自分は望遠鏡片手に敵を探し、発見すると部下に撃ってもらいます(ぉ
そして戦車も乗るし、戦闘ヘリだって操ります。(戦闘機に乗ったのは、ほんの一瞬だったけど…)
しかし圧倒的火力差を手に入れたと思ったのもつかの間、
戦車はATランチャーの集中砲火でぶっ飛ばされるわ、SHILKAにヘリは打ち落とされまくるわ…
最後には戦術核搭載スカッドミサイルですよ!
あんなものぶっ飛ばしてよかったんでしょうか…環境によろしくないのでは……(汗
「悲しいけど、これって戦争なのよね」という言葉が脳裏に浮かんでしまいました。
…という風に、嫌と言うほど、戦争の恐ろしさが味わえます。むしろ味わいました。
操作性に関しては、従来のFPSそのままなので、苦労しませんでした。
でも、キーボードでヘリや戦闘機を操縦するのは少し難しかったかも…
敵を撃つ時は、はっきり言って、照準を覗いて狙わないと当たりません…
少し走り回ると、「ぜーはーぜーはー」と疲れだし、照準がおぼつかなくなります。
この辺りのリアルっぷりが素敵です。
初めてプレイした時、敵を倒した時の「Soldier
is history!」の言葉には少し笑いました。
ああ、彼は歴史と化したのか…と。
兵士の輸送車にロケットをぶっ放せば、まとめてイチコロです(逆もあります…)
この辺りの戦場における無常感も非常に楽しかったです。
今は、このメインキャンペーンはクリアーして、
追加キャンペーンである「Redhammer」をプレイ中です。
他にも「Resistance」が控えております…。
これに関しては、クリアー次第レビューを書いてみたいと思ってます。
とりあえず、兵士の会話にスラングが多くて、何言ってるのかわかんない事が多かったのが残念です。
完全(字幕)日本語版とか出たら、買ってしまいそうだなぁ…。
なお、これを書くに当たって、このゲームを貸してくれた
CSクラン「LnP」の「SK-1」「SK-2」に感謝の意を書いておきたいと思う。
今はこんなんだけど、いつかまた、つるもうぜぃ!
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